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音楽朗読劇「陰陽師」
2024年

音楽朗読劇「陰陽師」

奇妙な男の話をする。

たとえて言うなら、風に漂いながら、

夜の虚空に浮く雲の様な男の話だ。



闇に浮いた雲は、一瞬前も一瞬後も、

どれほど形を変えたようにも見えないが、


見つめていれば、

いつの間にかその姿を変えている。

同じ雲であるはずなのに、

その在様の捕らえどころがない。


そんな男の話だ。

© 音楽朗読劇「陰陽師」政策委員会2024

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